2024/12/27

Taiwan Today

経済

最終学歴「大学」以上は500万人突破=内政部

2016/03/14
高学歴化が進む台湾では、最終学歴が「大学」以上の国民人口が500万人を突破し、15歳以上の国民人口の約4分の1に達した。25~64歳の国民のうち高等教育を修了した人の比率は45%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均33%を上回っている。写真は台湾の最高学府、国立台湾大学で12日に始まった「台湾大学ツツジ祭り」のもよう。毎年ツツジが花咲くこの時期、受験生や保護者に台湾大学を知ってもらおうと、各学部やサークルが趣向を凝らしたブースを出展する。(中央社)

内政部(内政を所管する省)が発表した最新統計によると、中華民国(台湾)では2015年、最終学歴が「大学」以上の国民人口は500万人の大台を突破し、15歳以上の国民人口の4分の1近くに達したことが分かった。また、20~24歳の年齢層の約7割が現役の大学生だった。高学歴化が進む中、最終学歴が「大学院」である国民人口は、この5年近くで30万人増加した。

内政部は12日午前、「中華民国(台湾)における15歳以上の国民の教育程度統計」報告を発表した。それによると2015年の年末時点で、戸籍に登記されている満15歳以上の国民人口は2030万人だった。そのうち、教育程度が「大学・専科学校」以上は42.68%を占め、最も多かった。次に多かったのは「高校・高等職業高校」の30.92%、次いで「中学」の12.53%だった。

年齢別にみると、現役大学生の比率が最も高かったのは20~24歳の年齢層で、68.45%に達した。現役大学院生が最も多かったのは25~29歳の年齢層で12.87%だった。

高い学歴を求めて努力する人が増える中、中華民国(台湾)では高等教育を修了した国民の比率が、海外と比べても全く引けを取らない。2014年には25~64歳の年齢層で、高等教育を修了した人口の比率が45%に達した。これは、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均33%を上回る水準。

OECDの主要な加盟国と比較した場合、中華民国(台湾)はカナダの54%、イスラエルの49%を下回るものの、韓国の45%、アメリカの44%とほぼ肩を並べており、その他の加盟国すべてを上回っている。

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