16日に発表された「世界幸福度報告書」によると、デンマークは世界で最も幸福度が高い国であるという。中華民国(台湾)は35位で、日本や韓国を上回った。
国際ニュース通信社ロイターによると、この報告書は国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」と米コロンビア大学地球研究所が共同で実施しているもので、世界157カ国・地域が調査対象となっている。今年で4回目の発表となる。
2016年の報告書によると、幸福度が高い国はデンマーク、スイス、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、カナダ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、スウェーデンの順。
中華民国(台湾)の順位は35位で、日本の53位、韓国の58位を上回った。中国大陸は83位だった。
この報告書は、国民1人当りの実質GDP(国民総生産)や健康寿命などの要素に基づいて幸福指数を算出している。このほか「何か問題が発生したときに、頼りにできる人はいるか」や、政治や経済の腐敗度なども評価しており、各国に対して、財や富だけでなく、不平等問題や環境問題の解決にも取り組むよう促すものとなっている。