アジアのアカデミー賞ともいわれる第10回アジア・フィルム・アワードの授賞式が17日に行われ、台湾の巨匠、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「黒衣の刺客(原題:刺客聶隱娘)」が大勝利を収めた。主演のスー・チー(舒淇)さんの最優秀主演女優賞のほか、最優秀作品賞、最優秀監督賞など8部門を制した。
アジア・フィルム・アワードは、香港国際映画祭協会が主催し、17日夜に中国大陸のマカオで授賞式を開催、15の賞および特別賞が贈られた。
「黒衣の刺客」は9部門でノミネートされた。最終的には、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、作曲賞、美術賞、撮影賞、音響賞の8部門で最優秀賞に選ばれた。
スー・チーさんは、昨年の台湾のアカデミー賞こと第52回台湾金馬獎(ゴールデンホース・アワード)で主演女優賞をさらわれた「百日草(原題:百日告別)」のカリーナ・ラム(林嘉欣)さんのほか、「山河ノスタルジア(原題:山河故人)」のチャオ・タオ(趙濤)さん、「海街diary」の綾瀬はるかさん、「コインロッカーの女(原題:Coin Locker Girl)」のキム・ヘスさんをしのいで、最優秀主演女優賞に輝いた。