3月22日は国連が定める「世界水の日」。経済部(日本の経済産業省に相当)水利署は同日、台北自来水事業処(台北市に直属する水道局)、台湾自来水公司(国営の水道事業者)、台中市、台南市、及び国立科学工芸博物館(台湾南部・高雄市)と共に、国民に対して「スマート水管理」を開始すると発表した。経済部は国民に対し、節水を一時的な行為とするのではなく、生活習慣の一部とし、水不足ではないときこそ節水を心がけよう呼びかけた。
経済部水利署は、「エルニーニョ現象によってもたらされる可能性のある衝撃に備えるには、水不足対策と節水は実は表裏一体だ」と強調した上で、今年は台北自来水事業処、台湾自来水公司、台中市、台南市、及び国立科学工芸博物館と協力し、「愛水節水(水を愛し、節水を行う)」と名付けたイベントを70回近く開催するとし、国民に参加を呼び掛けた。水利署は、今年3~5月の雨量と梅雨の状況についてはまだはっきり予測できないが、水道事業関連部署が全力で対応すべきだと指示するとともに、国民に対しては、共に節水に協力し、手を取り合って「節水型国家」の実現に向けて努力しようと呼びかけた。