第2回「総統イノベーション賞」の受賞者が2日に発表された。グループ部門では、世界最大手の半導体製造ファウンドリ、台湾積体電路製造公司(TSMC)と財政部(日本の財務省に相当)財政資訊中心(財政情報センター)が受賞した。
個人部門の受賞者は、一般個人部門で国立台湾大学電機工程学科の葉丙成教授と奇想創造事業股份有限公司(GIXIA GROUP)の謝栄雅董事長(会長)、青年個人部門で福太国際企業有限公司(FUTAI FACTORY)電子商取引事業の沈芯菱運営長(最高執行責任者、COO)の3人が選ばれた。
第2回「総統イノベーション賞」の授賞式は15日に総統府で行われる。馬英九総統は自ら出席し、受賞者を奨励、表彰する。各受賞者には200万台湾元(約675万日本円)の賞金とメダル、トロフィー、表彰状が授与される。
「イノベーション主導型国家」の国家発展政策の実現のため、馬総統が2013年から経済部(日本の経産省に相当)に指示し、「総統イノベーション賞」を設置、2年ごとに受賞者を選出する。
第2回「総統イノベーション賞」には、合計301件の応募があった。参加者は産官学、研究機関から来ており、予選、二次予選、最終選考などを経て、「総統イノベーション賞委員会」に審査結果が報告され、同委員会で受賞者名簿が決定してから、馬総統の最終決定を仰ぐという。