2024/12/27

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政治

馬英九総統が元米国務副長官ら表敬訪問受ける

2016/04/07
馬英九総統(右)は6日、リチャード・アーミテージ元米国務副長官(左)ら訪問団と会見、両岸関係の改善など説明した。(中央社)

馬英九総統は6日午後、米国のリチャード・アーミテージ(Richard Armitage)元国務副長官を団長とする訪問団の表敬訪問を受けた。馬総統は、台湾・米国関係の進展を評価したほか、過去8年間、両岸関係、および諸外国との関係改善であげた成果も説明した。

馬総統はあいさつでまず、近年の台米関係における3大進展について説明した。それは、3月31日に行われたオバマ大統領と中国大陸の政治指導者、習近平氏による米中首脳会談において、過去8年間で両岸関係に歴史的な進展があったことが評価されたこと、オバマ大統領が台湾の高濃縮ウランの処理能力を高く評価していること、米国の対中華民国(台湾)窓口機関、米国在台協会(AIT)と中華民国駐米代表が共同声明に調印し、台湾が米国の「グローバルエントリー」の適用対象となり、台湾の渡航者が米国に入国する際の通関手続きが大幅に簡素化したことが含まれるとした。

馬総統はまた、1月16日に台湾で次期総統と次期国会議員が選出されたことについて、三度目の平和的な政権交代になっただけでなく、中華民国憲政史上初の女性総統が誕生したと説明。中華民国の憲政体制と台湾の民主政治の歴史に新たなページが開かれ、マイルストーンとなったとの見解を示した。

馬総統はさらに、南シナ海問題について、中華民国はかねてから関連の各方面に対して、緊張緩和、話し合いの強化、当該区域における各国の航行と飛行の自由を尊重すること、国際法に基づいた紛争の平和的解決を主張していると重ねて表明した。その上で中華民国が、米国の「南シナ海の埋め立ての停止、施設造成の停止、軍事化の停止」という声明を具体的な行動で支持しているとした。

馬総統は訪問団のメンバーらが台湾と米国の協力・交流の推進に尽くした貢献に謝意を表するとともに、今後も両国関係がさらに深まるよう期待している。

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