英国の大手日刊紙タイムズ傘下の高等教育情報誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)は6日、創立50年未満の大学を評価した世界大学ランキングを発表した。1位はスイスのスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)。中華民国(台湾)からは、アジアで最多となる5校がランクインした。
タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは5年前から、創立50年未満の世界大学ランキング上位150位を発表している。世界39か国・地域の大学がランクイン。そのうち東アジア各国からは合計20校がランクインした。全世界で見ると、ランクインした大学が最も多かったのはイギリスの25校。2位はオーストラリアの19校だった。
タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキングのフィル・ベイティ(Phil Baty)編集長によると、今年の世界大学ランキング調査で、中華民国(台湾)はアジアで最も突出した国となり、5つの大学がランクインした。但し、ランクインした大学数はアジア最多だったものの、世界順位はそれほど高くない。最高順位は国立台湾科技大学(台湾北部・台北市)の43位。今回の世界ランキングで、中華民国(台湾)の大学としては最も順位の高い大学となった。
その他は、国立陽明大学(台湾北部・台北市)が96位、私立長庚大学(台湾北部・桃園市)、国立中山大学(台湾南部・高雄市)、私立元智大学(台湾北部・桃園市)がそれぞれ101~150位にランクインした。