7回目となるマレーシアの国際青少年発明展、「i-ENVEX」で中華民国(台湾)の代表団が好成績を上げた。金賞6、銀賞6、特別賞2を受賞した他、同発明展の大賞も獲得し、開催国のマレーシアに次ぐ素晴らしい成績だった。
「i-ENVEX」は8日から10日までマレーシアのペルリス州にある国立大学で開催され、20カ国・地域からの作品450点が参加。参加したのはマレーシア、中華民国の他、ブルガリア、カナダ、中国大陸、カンボジア、エジプト、インド、インドネシア、イラク、日本、韓国、モロッコ、モルドバ、ポーランド、ルーマニア、タイ、トルコ、米国、アラブ首長国連邦。
最も注目を集めた作品は、亜太創意技術学院(Asia-Pacific Institute of Creativity:台湾北西部・苗栗県)が発明した、お茶のスマート型自動補充装置。同作品は金賞を受賞したのみならず、同発明展の大賞とその賞金2000リンギット(約5万6000日本円)を獲得した。中華民国が単独の作品で金賞と大賞、賞金を獲得するのはこれが初めて。
世界知的財産権協会(World Invention Intellectual Properly Associations、WIIPA)の謝曼麗事務局長によると、中華民国が「i-ENVEX」に参加するのは四度目。地元のマレーシアを除いて最も優れた成績を収めたことに、中華民国の代表団は大いに興奮していたという。