南米エクアドル共和国で4月16日午後6時58分(現地時間)、同国西北部エスメラルダス(Esmeraldas)県沿岸部を震源地とするマグニチュード(M)7.8の地震が発生した。現時点で少なくとも246人が死亡、2,527人が負傷、数千人が家屋を失ったと伝えられている。幸いにも現時点では、中華民国(台湾)の国民の被害は伝えられていない。中華民国の台北駐エクアドル経済文化代表処(大使館に相当)はこの不幸な消息について、中華民国政府を代表して同国政府にお見舞いのメッセージを伝えた。中華民国政府はまた、「人溺己溺、救災不分国界(人の苦しみを自分のことととらえ、国境の壁なく災害救助に当たる)」の理念と、「人道的な国際救援の提供者」であろうとする使命感に基づき、人道支援のための義援金10万米ドルをエクアドル政府に提供し、救助に協力することとした。
中華民国(台湾)とエクアドル共和国はいずれも地震が比較的多い国。中華民国政府は、エクアドル共和国の国民が震災で受けた苦しみを、わが身に発生したことのように感じている。また、同国の復興が速やかに進み、被災者が1日も早く通常の生活を取り戻せるよう祈念している。