張善政行政院長(首相)は18日、「行政院(内閣)重要蚊媒介感染症予防第1回連絡会議」に出席した。会議で張行政院長は、「同会議が一つの新たなシステムの開始を意味しており、画期的なステップとなる。連絡会議の招集後は、感染症の状況をさらによく把握できる」と期待するとともに、「3段階の対応メカニズムを設置する。このような管理方法によって、蚊媒介感染症の情報をタイムリーに把握し、それを効果的に防止していく」と述べた。新たなシステムのもと、去年の経験を生かして、さらなる感染症防止対策を強化する。
衛生福利部(日本の厚労省に類似)によると、世界保健機関(WHO)は今年、蚊を介して感染するジカウイルス感染症(ジカ熱)について、高い関心を寄せる必要のある、国際的な公衆衛生上の緊急事態と宣言した。さらに、ジカ熱とデング熱の感染媒介となる蚊が同じ種類であるとし、台湾におけるジカ熱やデング熱などの蚊媒介感染症リスクは低くないとしている。
関連機関や地方自治体との連携を強化するため今後、「行政院重要蚊媒介感染症予防連絡会議」は毎月定期的に招集される。各関連機関と地方自治体をつなぐプラットフォームとなることを目指す。