国際ジャーナリスト組織の「国境なき記者団(RSF)」は20日、2016年版の報道の自由度に関する報告書を発表した。中華民国(台湾)は評価対象となった180カ国・地域のうち昨年と同じ51位で、アジアではトップだった。
今年の上位10位は、フィンランド、オランダ、ノルウェー、デンマーク、ニュージーランド、コスタリカ、スイス、スウェーデン、アイルランド、ジャマイカの順で、フィンランドは2010年からトップを保っている。中華民国(台湾)は昨年と同じ51位。下位を占めたのは相変わらず中国大陸、シリア、トルクメニスタン、北朝鮮、エリトリアだった。
世界的に見た場合、報道の自由度が最も高いのは依然として欧州で、アフリカ、アメリカ大陸、アジアがこれに続く。北アフリカと中東は下位で、これらの地域の記者たちはほぼ全員が様々な場面で報道を妨害されていることになる。