2024/12/26

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政治

次期行政院長の林全氏、閣僚名簿第4弾を発表

2016/04/21
次期行政院長(首相、中央)に決まっている林全氏は20日、第4弾となる閣僚名簿を発表した。左から原住民族委員会主任委員となるイチャン・パルー氏、国立故宮博物院院長となる林正儀氏、文化部長となる鄭麗君女史、教育部長となる潘文忠氏、右から僑務委員会委員長となる呉新興氏、客家委員会主任委員となる李永得氏、行政院人事行政総処人事長となる施能傑氏、行政院主計総処主計長となる朱沢民氏。(中央社)

次期行政院長(首相)に決まっている林全氏は20日、第4弾となる閣僚名簿を発表した。比例代表選出の鄭麗君立法委員(国会議員)が文化政策や伝統文化に関する行政を担当する文化部の部長(大臣)に、台中市副市長の潘文忠氏が教育部長(日本の文部科学大臣に類似)に、奇美博物館(台湾南部・台南市)の運営総監である林正儀氏が国立故宮博物院の院長(大臣に相当)に、それぞれ確定した。

現時点で新政権の閣僚名簿については、交通部(日本の国土交通省に類似)、内政部(内政を所管する行政機関)、行政院国軍退除役官兵輔導委員会(退役軍人の行政を所轄する機関)、行政院原子能委員会(原子力エネルギーを所管する機関)のトップ人事がまだ発表されていない。

林全次期行政院長は20日、教育部の人事について、部長に台中市の潘文忠副市長を当て、政務次長(副大臣)に国立台湾大学の陳良基副校長を当てると発表した。

また、先住民族行政を所管する原住民族委員会については、新北市(台湾北部)の市議会議員であるイチャン・パルー(Icyang Parod/夷将・抜路児)氏を主任委員(大臣)に、中華民国(台湾)の最高学術研究機関、中央研究院台湾史研究所の博士研究員(ポスドク)であるイワン・ナウィ(Iwan-Nawi/伊萬納威)氏を副主任委員(副大臣に相当)に当てる。

台湾で2番目に大きいエスニックグループ、客家(ハッカ)人に関する行政を所管する客家委員会については、かつて主任委員を務めたことがある李永得氏が、再び主任委員に返り咲くこととなった。副主任委員には、野党・民進党におけるエスニックグループ行政担当部署「族群事務部」の楊長鎮主任が就任する。

海外在住の華僑・華人に係わる業務を所管する僑務委員会の委員長には、かつて同委員会の副委員長を務めた呉新興氏が就任する。

国家予算、財政業務、統計業務などを所轄する行政院主計総処の主計長には、かつて中央健康保険局(現在の衛生福利部中央健康保険署)で総経理を務めた朱沢民氏が就任する。行政院人事行政総処人事長には、かつて行政院研究発展考核委員会(現在の国家発展委員会)で主任委員を務めた施能傑氏が就任する。

財政部(日本の財務省に相当)の政務次長(副大臣)2人には、台北市財政局の蘇建栄局長と、財政部国有財産署の荘翠雲署長が就任する。経済部(日本の経済産業省に相当)の政務次長には、経済部の沈栄津常務次長(事務次官)が就任する。

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