2024/12/27

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国家蚊媒介感染症予防治療研究センター、22日に台南市に開設

2016/04/22
昨年、台湾南部の台南市と高雄市ではデング熱の感染が深刻だった。写真は蚊の繁殖場所を無くすため殺虫剤をまく作業。(中央社)

台湾南部・台南市のデング熱予防治療センターが20日に開設された。台南市の頼清徳市長は21日、国家レベルの蚊媒介感染症予防治療研究センターも22日に同市内でプレートの除幕式を行い、運用が始まると発表した。

台南市デング熱予防治療センターには今後100人近くが勤務する予定で、衛生福利部(日本の厚労省に類似)疾病管制署南部地区管制センターと同じ場所で業務に当たる。疾病管制署の周志浩副署長は、同デング熱予防治療センターはデング熱の予防と治療を専門に行なう台湾初の政府機関だと説明した。

財団法人国家衛生研究院も、国家蚊媒介感染症予防治療研究センターが22日に台南市と、さらには同じ南部の高雄市でプレートの除幕式を行うことを明らかにした。台南市での同センターは疾病管制署南部地区管制センターの隣だという。

国家衛生研究院によると、蚊媒介感染症予防治療研究センターは「防疫の取り組みで研究開発をリードする」ことを原則に、防疫技術と防疫方法の進化を目標とする。台湾における各分野の学者、専門家を集め、台南市、高雄市、屏東県の南部3県・市と密接に協力することで、より優れて効果的な蚊のモニタリングと蚊媒介感染症の予防治療対策を探り、今年のデング熱並びに他の蚊媒介感染症の脅威に共同で対抗していくという。

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