金融監督管理委員会(日本の金融庁に相当)の統計によると、台湾では2016年3月、クレジットカード決済額(その月に信用取引を行った金額。分割払いの場合も、信用取引を行った全額を計上)が約1,996億台湾元(約6,500億日本円)に達した。同年2月に比べると285億台湾元(約935億日本円)の増加。3月の決済額としては過去5年間で最高、1カ月当たりとしては過去4位の水準となった。
金融監督管理委員会銀行局の呂蕙容副局長によると、3月の決済額が前月比285億台湾元も増えた理由として、3月のほうが2月より日数が多いこと、2月下旬に228平和記念日を含む連休があり、その期間の決済が3月に計上されたことが挙げられる。また3月は、保険、旅行、交通関連の産業の決済額が特に増えた。
クレジットカードの決済額が月間2,000億台湾元(約6,560億日本円)を超えたのは、金融監督管理委員会が2005年に統計を取り始めて以来、3回しかない。過去最高は2015年6月の2,425億台湾元(約7,956億日本円)、2位は2014年6月の2,063億台湾元(約6,768億日本円)、3位は2015年12月の2,043億台湾元(約6,700億日本円)。