中華民国（台湾）の貿易振興機関である中華民国対外貿易発展協会（日本での名称は台湾貿易センター、略称TAITRA）は11日、優良商品に贈られる「台湾精品（台湾エクセレンス）」受賞商品や、その他の優良商品を手掛ける台湾企業56社と共に、初めてインドのスマートシティ見本市（Smart Cities India 2016）に出展した。対外貿易発展協会は10日、ニューデリーで記者会見を行い、出展する台湾の優良商品について説明した。
対外貿易発展協会はこれまで、インドで「台湾エクセレンス」受賞商品を展示する単独のイベントを開催したことはあったが、スマートシティ見本市に出展するのは初めてのこと。
招待を受けて記者会見に出席した中華民国駐インド代表の田中光代表（大使）は、「インドは民主主義国家で、広大な土地を持ち、総人口に占める若い年齢層が多く、中国大陸よりも多くのチャンスがある。しかし、台湾とインドの相互理解は十分ではなく、まだ努力が必要だ。今回の台湾エクセレンス受賞商品の出展を通し、インドの人々に台湾の優れた製品をより知ってもらい、そして台湾の技術と商品が、インドの発展に貢献できるよう期待する」と述べた。
この「スマートシティ見本市」は11日から13日まで、ニューデリーで開催される。会場には台湾エクセレンスパビリオンと台湾優良商品パビリオンが設置される。