中華民国(台湾)では5月20日、3回目となる政権交代が行われる。海外の報道機関は、蔡英文次期総統の就任演説に高い関心を寄せている。外交部(日本の外務省に相当)は、海外41カ国の報道関係者48名を招へいするが、このほか米国の日刊紙「ニューヨーク・タイムズ(New York Times)」やニュース雑誌「タイム(Time)」を含む報道関係者100名余りが自費で台湾を訪れるもよう。
外交部が招へいする主な海外の報道機関は、米国のウェブ外交誌「ザ・ディプロマット(The Diplomat)」、ベルギーの日刊紙「リーブル・ベルジック(Libre Belgique)」、オーストラリアの日刊紙「オーストラリアン(The Australian)」、インドの日刊紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)」、インドネシアの通信社「アンタラ(Antara)」など。
現在把握している情報によると、このほか、自費で台湾を訪れる海外報道機関は、米国の日刊紙「ニューヨーク・タイムズ」、ニュース雑誌「タイム」、ニュース専門放送局CNN、イギリスの公共放送局BBC、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera Media Network)、日本の日本テレビ放送など。そのうちアジアの報道関係者は82名、米州13名、欧州7名となっている。