「台湾新創競技場(Taiwan Startup Stadium, TSS)」によるチームはこのほど日本のスタートアップイベント、「SLUSH ASIA」に参加。今年は台湾のスタートアップ、SkyRECが優勝し、「SLUSH ASIA」が始まってから台湾のチームが二連覇する快挙を成し遂げた。
SkyRECは、実体のある商店の顧客分析システムでSLUSH ASIA 2016で優勝。昨年の第1回SLUSH ASIAで台湾のVMFiveが優勝したのに続く勝利で、二年連続で台湾勢がチャンピオンとなった。
TSSによると、SkyRECは各国のプロの投資家たちによって組織された審査員団による三段階の審査を経て、ノミネートされた15カ国、60チームの中から栄冠を勝ち取った。しかし、注目されたのはSkyRECのみならず、決勝に残った5チームのうち3つはTSSのチームだった。他の2チームは、インターネット上でベクタ画像のグラフィックデザインのプラットフォームを提供するVectr、そしてIoT(モノのインターネット)のリアルタイム分析と予測サービスのMoBagel。台湾の科学技術分野におけるスタートアップが、イノベーションと商業化能力の上で優れた国際競争力を持っていることが再び示された。
TSSは国家発展委員会(日本の省レベルに相当)のサポートを受けて立ち上げられた国際型起業パーク計画。執行開始から1年で台湾のチームを数多くの国際見本市に参加させ、科学技術分野における台湾のスタートアップを広く紹介している。