世界の海運市場で供給過剰が生じていることから、ドイツの海運会社であるハパックロイド(Hapag-Lloyd)社は13日、台湾の海運大手である陽明海運を含む、台湾、日本、韓国の海運会社5社と、大型の海運アライアンスを設立することで基本合意した。規模の経済による利益獲得を目指す。
フランス通信社によると、ドイツ・ハンブルクに本社を置くハパックロイドは、台湾の陽明海運、韓国の韓進海運(Hanjin)、日本の川崎汽船("K" Line)、商船三井(Mitsui O.S.K Lines)、日本郵船(Nippon Yusen Kaisha)と、大型のアライアンス「ザ・アライアンス(THE Alliance)」を設立する。このアライアンスは、コンテナ海運市場の世界シェア18%を占めるものとなる。
アライアンスを構成する6社が保有する船舶は合計620隻以上で、2017年からサービスを開始する。アライアンスの最初の合意期間は5年となる。