衛生福利部(日本の厚労省に類似、衛福部)の林奏延部長(大臣)率いる中華民国(台湾)の代表団は、WHO(世界保健機関)の年次総会、WHAに参加するため、21日午前にスイスのジュネーブに到着した。中華民国は「チャイニーズ・タイペイ」の名義で参加する。林衛生福利部長は、今回のWHA参加は専門性と実務的な話し合い、国際貢献を期待する立場に基づくものだとし、政治的な干渉がないよう希望した。
蔡英文総統は20日午前に宣誓を行い中華民国第14代総統に就任した。林奏延新任衛生福利部長は20日夜に代表団を率いてジュネーブに出発。23日に開幕するWHAに参加する。
林衛生福利部長はWHAの全体会議の中で5分間の演説を行ない、代表団の関係者はWHAの各技術会議のうち30回で発言する。この他に、60あまりの国々と二国間会談を行なう予定。今回、中華民国は専門性と貢献性を意識したWHA参与を目指しており、会議では貢献性のある計画を発表することにしている。