2024/12/27

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政治

「アジアのシリコンバレー」は五大「創新」産業の重要な計画=行政院長

2016/05/30
林全行政院長(中央)は28日、「アジアのシリコンバレー」予定地の桃園市を視察した。(行政院サイトより)

林全行政院長(首相)は28日、「亜洲矽谷(アジアのシリコンバレー)」予定地(台湾北部・桃園市)を視察した。林行政院長は、「アジアのシリコンバレー」は政府が打ち出す「五大創新(イノベーション)産業(グリーンエネルギー・精密機械・バイオテクノロジー・IoTモノのインターネット、国防産業)」の重要な計画で、蔡英文総統の重要な政見でもあると説明、台湾における次世代の経済発展をもたらす産業構造に関わってくるものだとその重要性を強調した。林行政院長はまた、「アジアのシリコンバレー」実現には海外からのハイレベルな人材の呼び込みがカギになるとの見方を示し、国家発展委員会(日本の省レベルに相当)に対して、人材誘致策の検討、並びにこうした外国人が来台して遭遇する問題や障害の整理と分析を行うよう指示したことを明らかにした。外部環境を改善することで、桃園市の持つ優位性が存分に発揮されるようにするという。

国家発展委員会によると、「アジアのシリコンバレー」計画は四つの面から推進される。環境面では、人材、資金、法規、多分野にまたがる提携などを活性化し、イノベーションのための整ったエコ・システムを築き上げる。応用面では、桃園市を研究開発センター及び実験場としてスマートシティを推進、同時にインテリジェント化されたサービスの応用を行なっていく。国際面では、海外からの企業やビジネスの誘致を拡大すると共に、台湾の海外ネットワーク統合により、世界のリソースを結びつける。同時に対外的なプロモーションも強化する。インフラストラクチャーの面では、桃園市をイノベーションのための交流基地として育て、全国のイノベーションに関するリソースをつなぎ合わせる。同時に世界の企業と優秀な人材を引き付けて、交流に加えていく。

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