林全行政院長(首相)は30日、就任後初めての治安会議、「行政院(内閣)第五回治安会議」を開き、治安維持は政府にとって非常に大切な仕事で、政府が存在する最も重要な目的は人々の生命と財産、並びに生活の権利・尊厳を保障することだと強調した。林行政院長は、治安を維持する上では統計数字ばかりにとらわれていてはならず、人々の気持ちとニーズを重視することこそ重要だと指摘、さらには系統立ち、専門的な角度から治安問題を考えることで、人々が関心を寄せる問題が解決されるようにしなければならないと述べた。林行政院長はさらに、治安問題に関する趨勢についても注意して把握しておくよう求めた。そして林全行政院長は、現在台湾では薬物乱用と詐欺が、人々を不安がらせる二つの大きな問題になっているとし、これらの問題に正面から向き合い、すみやかに改善する必要性を訴えた。
林行政院長は、警察関係者は治安維持のための重要な柱で、警察機関の士気を高めることは大変大切だとして、政府は警察による法執行を断固サポートし、人々の生命と財産の安全を保障していくと述べた。