外資による対台湾投資や台湾企業による対外投資計画を審査、管理する経済部投資審議委員会は5月31日、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業による日本のシャープ株式会社への投資を承認した。総投資額は3,888億1,165万日本円。台湾では過去4番目の規模となる投資事業。
経済部投資審議委員会は5月31日、新政権発足(5月20日)以来、初めてとなる委員会議を招集し、海外華僑を含む外国資本、中国大陸の資本による対台湾投資案件、台湾企業の対外投資、対中国大陸投資案件など合計14件の投資計画を承認した。そのうち海外華僑を含む外国資本の対台湾投資は34億米ドル、台湾企業による対外投資は51億米ドルを超えた。
高い関心が寄せられていた鴻海精密工業によるシャープ株式会社への投資計画について投資審議委員会は、「価格の合理性」について検討した結果、31日に開催した委員会議にて承認した。鴻海精密工業によるシャープ株式会社への総投資額は3,888億1,165万日本円で、台湾では過去4番目の規模となる投資事業となった。