台湾と日本がスマート産業の現況と今後の発展トレンドを共有するため、経済部(日本の経産省に相当)中小企業処は3日、台北国際コンピュータ見本市(COMPUTEX TAIPEI)が開催される中、台北国際会議センター(TICC)で第二回「台日スマート産業交流サミット(Taiwan –Japan Bilateral Smart Industry Summit)」を行った。行政院(内閣)の科技担当政務委員(無任所大臣に相当)の呉政忠氏、かつて同政務委員を務めた鐘嘉徳氏があいさつをすると共にリーダーを担当。また、科技会議の郭耀煌執行秘書が司会を務めた。日本のSmart House及びECHONET Liteの分野の専門家である神奈川工科大学の一色正男博士、日本の株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)基盤プロダクト開発部の慶野文敏部長、国立中央大学(台湾北部・桃園市)通信工学科の胡誌麟博士など重要な産業の専門家が対談、産官学界の関係者100人以上を引きつけた。
同サミットは「スマートホーム」をテーマに、台湾と日本における「スマートホーム」産業の現況と発展のトレンドを探ると共に共有。さらに、台日間のビジネスチャンスの実質的な交流を促すため、会場ではビジネス交流に関する展示も行なわれた。ビジネスのマッチングに興味を持つ台湾と日本の企業を数多く招き、スマートホームに関する製品とサービスの数々を展示してもらった。台湾の聯齊科技株式会社は最新の家庭用ネットワーク製品を展示。瑞相科技株式会社は、家庭でのIoT(モノのインターネット)の応用モジュール、及び関連のハードとソフトのソリューションを提供。云辰電子開発株式会社はセキュリティとサーベイランス、並びに家庭でのオートメーション製品を提供、日本のNTTアイティ(NTT IT CORPORATION)は最新のスマート映像システム及び遠隔制御装置などを紹介した。