蔡英文総統は18日午前、台湾中部・台中市で開催された「前瞻智慧機械与航太 提升台湾競争力論壇」（意味：スマート機械産業と航空宇宙産業の前途 台湾の競争力を向上させるフォーラム）に出席し、政府は産官学及び法人の4つのパワーをうまく統合して産業イノベーションの動力を生み出し、台湾が再びその技術力をもって世界へ踏み出せるようにしたいと語った。
蔡総統はまた、新政権は「五大産業（スマート機器、アジアのシリコンバレー、グリーンエネルギー、バイオメディカル、国防産業）」のイノベーション計画について包括的な措置を打ち出していると指摘。従来型産業についても斬新な計画を打ち出しており、産業の発展と地方の発展を結合させ、台湾のあらゆる主要都市がそれぞれに重要な役割を果たせるようにし、それにより地域間の不均衡をなくしたいと説明した。蔡総統はさらに、台中エリアには精密機械産業や航空宇宙産業の関連業者が多く、それらを統合した基盤があるとし、これに地元のさまざまな要素を組み合わせることで台湾中部の発展につなげ、次世代のために新たな局面を生み出すことを期待すると述べた。