蔡英文総統は21日午前、米議会の諮問機関、「米中経済安全保障調査委員会(USCC)」訪問団一行の表敬訪問を受けた。蔡総統は、一行の訪問を心から歓迎するとともに、USCCが今後も続けて影響力を発揮し、台湾を支持するよう期待した。
蔡総統はあいさつの中で、USCCが2015年の年次報告書で、台湾が国際社会で積極的に人道支援や災害救援を行っていること、および地域の安全保障やアジア・太平洋地区の平和と繁栄に尽くした貢献を評価したことに対して感謝の意を表した。蔡総統はそのほか、同委員会が同報告書で、米国議会が行政機関に対して、台湾への防御性武器の供与、台湾の国際機関参加や国際社会における空間の拡大を続けて支持するよう呼びかけることを提言したことについても謝意を表した。
蔡総統はまた、台湾の経済成長モデルが「イノベーション主導型」へと転向していると説明し、今後も米国、日本、欧州と連携を強化していきたいとした。特に研究・開発の面では、米国が台湾と人材や技術を共有し、二国間の経済貿易関係をさらに深めたいと語った。