2024/12/27

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経済

FOOD TAIPEIなど5つの見本市が開幕、3,981ブースは過去最高

2016/06/23
「2016年台北国際食品見本市」など5つの見本市が22日に開幕した。出展ブースの数は過去最高に。写真は開幕式でのテープカットの様子。(中央社)

「2016 FOOD TAIPEI(2016年台北国際食品見本市)」など5つの見本市が22日に開幕した。これら見本市には1,656社、3,981個のブースが出展しており、ブースの数とEU(欧州連合)からの参加国10カ国、日本からの参加企業103社はいずれも過去最高。経済部(日本の経産省に相当)の楊偉甫常務次長(事務次官に相当)は、食品業の生産額は今年、1.66%の成長が見込まれるとしている。

今年の「FOOD TAIPEI」、「Foodtech and Pharmateck TAIPEI(台北国際食品加工設備及び製薬機械見本市)」、「TAIPEI PACK(台北国際包装工業見本市)」、「Taiwan HORECA(台湾国際ホテル・レストラン及びケータリング産業見本市)」、「HALAL TAIWAN(台湾国際ハラル食品見本市)」は22日午前、台湾北部・台北市の南港展示ホールで開幕式を行なった。22日から25日まで、南港展示ホールと台北世界貿易センター第1展示ホールの二カ所で4日間開催されている。

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、台湾貿易センター)の黄文栄秘書長によると、これらの見本市には合計1,656社の企業が3,981個のブースを使って出展しており、規模は過去最大。同協会の統計による昨年のブース数、3,920個を1.56%上回った。

黄秘書長はまた、特色豊かな農産物、認証を取得した農産物で構成された今年の台湾パビリオンを紹介、雲林県(台湾中部)、高雄市(南部)、台南市(南部)、台東県(南東部)が県・市ごとの専用ブースを出していることを強調した。さらに行政院(内閣)食品安全オフィスも、「科技食安(食品の安全性に関する科学)」をテーマとしたブースを設け、世界の市場における台湾産食品の競争力をアピールしている。

見本市への出展で世界の市場を開拓する他、黄秘書長は今年の食品見本市のもう一つの特色として、「台湾国際ホテル・レストラン及びケータリング産業見本市」と「台湾国際ハラル食品見本市」を挙げている。前者は近年、開催規模が急速に拡大しており、今年のブース数は昨年の602個から650個へと8%近く増加。成長率は5つの見本市でトップだという。

また、後者は政府による「新南向政策」の推進に呼応するもの。黄秘書長は、現在ちょうどムスリム(イスラム教徒)のラマダン(断食月、6月6日から7月5日まで)期間中でもあり、今年は初めてインドネシアの駐台北経済貿易代表処によるインドネシアパビリオンを招致し、ビジネスチャンスの拡大に努めていると説明した。「新南向政策」とは、東南アジア並びにインドとの関係を深める政策。

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