中華民国(台湾)の郭永樑駐ホンジュラス大使は20日午前(現地時間)、ホンジュラスのJacobo Alberto Paz Bodden農牧相と、「ホンジュラス・フォンセカ湾(Golfo de Fonseca)海面生簀養殖計画」の執行に関する中華民国政府とホンジュラス共和国政府の了解覚書(MOU)に署名した。
郭大使はあいさつの中で、中華民国はこれまでの様々な協力計画を基礎に、今回再びホンジュラスと技術革新上の協力で新たな1ページを開くと宣言。郭大使によると、今回の協力計画はホンジュラスのエルナンデス大統領の要請に応じたもの。同国南部のフォンセカ湾の漁業者に対する海面生簀養殖技術の導入に協力し、これら漁業者が収入の比較的安定した近海養殖に携われるよう支援するという。郭大使は、まさに「魚を与えるより、魚の釣り方を教えよ」の理論を実践するものだと強調すると共に、中華民国は今後、両国の既存の友好関係、並びに協力関係を基礎に、引き続き関連の技術を提供し、ホンジュラスの人々の暮らしを豊かにしていくと述べた。