台湾高速鉄道の南港駅が7月1日に開業する。同鉄道では同時に新たな運行ダイヤを実施し、上下線の始発の時間がこれまでの午前6時30分から6時15分に繰り上げられる。
台湾高速鉄道の北端の駅は7月1日、従来の台北駅から南港駅に改められる。駅は全部で12カ所となり、新ダイヤも同時に実施される。
台湾高速鉄道の新ダイヤによると、運行本数は週969本から943本に減り、北端の南港駅(台湾北部・台北市)と南端の左営駅(同南部・高雄市)の始発は従来の午前6時30分から6時15分に繰り上げられる。また、南北の「直達車」(南港-台北-板橋-台中-左営、もしくは南港-台北-板橋-台中-台南-左営に停車)は従来の週252本から292本に増やされる。
交通部(日本の国交省に類似)高速鉄路工程局によると、南港駅は台湾北部で三種類の軌道交通が乗り入れる三つ目の駅。利用者が集中している台北駅の負担を効果的に和らげられる他、南港、汐止(台湾北部・新北市)、北部の港湾都市の基隆市、北東部の宜蘭、東部の花蓮、南東部の台東などに住む人たちが台湾高速鉄道を利用する際の利便性も高められるという。