行政院(内閣)の林美珠政務委員(無任所大臣に相当)は、6月27日から30日まで、中華民国(台湾)の政府・民間の代表15人を率いて、ペルー・リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)「女性と経済フォーラム」に出席した。同フォーラムへの積極的な参加を通して、台湾がアジア太平洋地区において、女性経済の発展を促進する成果を示すとともに、国際社会への参与を拡大する狙い。
行政院によると、林政務委員は「大臣級政策討議」に出席し、発言した。討議のメインテーマに呼応して、台湾における女性の経済的エンパワーメント促進とビジネスチャンス開拓といった主要政策の共有、APEC「女性革新経済発展」計画を長年にわたり執行した経験を報告した。
行政院は、台湾はかつてより、女性の経済的エンパワーメント促進や起業環境の整備に尽力してきたことを強調した。その上で、多くのAPEC加盟国の評価を得て、今後も積極的にAPEC「女性と経済フォーラム」の各種会議・活動に参加することを通じ、アジア太平洋地区のAPEC加盟国との実質的な協力関係を強化、共同で同地区の女性の経済参画に貢献したいとした。