蔡英文総統は4日、「三軍五校(陸海空三軍の五つの軍学校のこと。陸軍軍官学校、海軍軍官学校、空軍軍官学校、国防大学、国防医学院)」の合同卒業式を執り行い、あいさつの中で、卒業生に三つの「栄辱与共(栄誉と恥辱を共にすること)」を求めた。蔡総統が求めた三つの「栄辱与共」とは、三軍が一体となって栄誉・恥辱を共にすること、自らの部隊と栄誉・恥辱を共にすること、台湾の人々と栄誉・恥辱を共にすること。
2016年クラスの合同卒業式は台湾南部・高雄市に位置する陸軍軍官学校で行なわれ、蔡英文総統は卒業証書、階級、各賞を卒業生に授与すると共に、965名の卒業生と記念撮影を行なった。
蔡総統は、卒業生が大人らしく自らに責任を持ち、国と社会に対する責任感も備えるよう期待。蔡総統はまた、「三軍五校」の優れた伝統の一つとして、共に入隊して共に卒業することを挙げ、この伝統は異なる軍の卒業生に、「陸海空の三軍は一家で兄弟同然、三軍は一体で、それぞれが手であり足である」ことを気付かせてくれるのだと強調した。