総統府が11日、「総統府司法改革国是会議準備委員会設置要点」を発表した。総統府の黄重諺報道官によると、同委員会の主要任務は司法改革国是会議を準備すると共に、総統に対して司法改革政策に関する意見を提供すること。黄報道官は、11日に同設置要点を発表したことは、蔡英文総統の進める司法改革の重要な第一歩だと述べた。
黄報道官によると、同委員会の設置で最も重要なのは、「司法が人民の司法である」精神を確実に実践すること。このため同要点では、準備委員会の委員に法律の専門家が占める割合は1/2を超えてはならないと明確に定めている。これにより、法律分野ではないものの長期にわたって司法改革に関心を寄せてきた民間団体、社会的弱者の代表、学者や専門家をより多く参与させる。総統府は、同委員会をプラットフォームにして社会の大きな力を呼び込み、共に司法改革に取り組んでいけるよう希望している。
「総統府司法改革国是会議準備委員会設置要点」によれば、同委員会の任務は、①司法改革に関する社会各界の提言の収集ととりまとめ、②司法改革の方向と共通認識の形成、③司法改革国是会議の開催準備、④総統に対する、司法改革政策に関する意見提供。