総統府は11日、中華民国(台湾)の最高司法機関、司法院の林錦芳秘書長を、同院の副院長に指名した。林錦芳女史は、司法院秘書長を6年余りにわたり務めてきた。台湾の司法史上、女性が副院長に指名されるのは初めてのことで、その意義は大きく、男女同権社会の実現の象徴ともいえる。
林女史は2010年10月以降、6年余りにわたり司法院秘書長を務めてきた。林女史が11日、総統府から大法官及び副院長に指名されたことについて検察関係者は、「男女同権社会の実現だけでなく、台湾の司法史上、初めて女性が副院長に指名されたことになり、その意義は非常に大きい」とコメントしている。