外交部(日本の外務省に相当)は、台湾の優れたイメージをアピールし、国際社会における知名度を高めるため、米ディスカバリーチャンネルの協力を得てドキュメンタリー番組「台湾無比精彩:医療精英(日本でのタイトルは「台湾の今:先端医療の巨頭たち」)」を制作した。12日に台北賓館(台湾北部・台北市)にて記者会見が行われ、陳建仁副総統が招かれて祝辞を述べた。
外交部の李大維部長(大臣)は挨拶の中で、「全世界に台湾の『真善美』の側面を知ってもらうため、外交部は米ディスカバリーチャンネルと協力して、台湾に関する一連のドキュメンタリー番組を制作した。カメラのレンズを通して台湾の素晴らしい人物や物語を細かく記録し、それを世界各国のディスカバリーチャンネルで放送する。このドキュメンタリー番組は、台湾の医療チームが海外へ赴き、海外の人々を疾病から助ける努力をしている姿などを描いたもので、「人溺己溺、人飢己飢(他人が溺れていることを自分が溺れていることとみなす、他人の飢えを自らのこととする=人の苦しみをわが事ととらえる)」の人道的精神に基づいて台湾が積極的に国際医療支援に取り組み、国際社会の一員としての責任を果たしていることを、国際社会が理解するための助けになるだろう」と述べた。
このドキュメンタリー番組「台湾無比精彩:医療精英」は、台湾では7月20日午後10時からディスカバリーチャンネルで放送される。アジア30か国・地域でも放送される予定。外交部とディスカバリーチャンネルはすでに、台湾の国情を紹介するドキュメンタリー番組を8リーズ制作している。国際的な大きな賞を受賞したこともあり、国際社会でも極めて高い評価を得ている。