スイスで開かれた国際物理オリンピックに参加した台湾の高校生代表団が、参加者5人全員金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。そのうち国立武陵高級中学(高校、台湾北部・桃園市)に通う呂佳軒さんは、実験問題の部門でも特別賞を獲得し、優秀な成績を収めた。
世界の高校生らが物理の問題を競う第47回国際物理オリンピックは、7月11日から17日までスイス・チューリッヒで開催された。今年は84か国・地域から398人が参加。台湾からは呂佳軒さんのほか、私立精誠高級中学(台湾中部・彰化県)の許芳慈さん、台北市立建国高級中学(台湾北部・台北市)の蔡沛愷さんと陳宣叡さん、国立科学工業園区実験高級中学(台湾北部・新竹市)の呉祥叡さんの5人が参加した。
台湾代表団の団長を務めた国立台湾師範大学の賈至達教授は取材に対し、「参加者5人が全員金メダルを獲得できたことについて、自分や学生たち、そしてチームを支えたスタッフ全員が喜んでいる」とコメントした。台湾代表チームの参加者5人が全員金メダルを獲得したのは、この5年間で3回目となる。