経済部(日本の経産省に相当)統計処は22日、6月の工業生産指数は107.61で、前年同月比では0.88%のプラスだったと明らかにした。前年比プラスは2カ月連続。
新興市場における通信機器用半導体チップの需要が回復していることに加え、今年下半期の携帯デバイス新製品発売に向けて部品を確保する動きもあることから、IC産業の生産は引き続き維持できるものと期待される。また、国際原油価格、鉄鋼価格も相対的に安定し、石油化学や鉄鋼業の需要が拡大することも生産面に有利に働く。
経済部が20日に発表した6月の輸出受注額でも明るい兆しが示された。6月の輸出受注額は357億米ドルで、前年同月比ではマイナス2.4%。前年割れは15ヶ月連続となったものの、マイナス幅は5月に比べて大幅に縮小した。