アジア太平洋経済協力(APEC)第3回ビジネス諮問委員会(ABAC)が、1日から4日まで中国大陸広東省・深圳で行われている。蔡英文総統は、食品大手、義美食品の高志尚董事長(会長)、台湾三大通販サイトの一つ「PChome Online」を運営する網路家庭国際資訊の詹宏志董事長、台湾工業銀行の駱怡君副董事長をABACに出席する中華民国の新たな代表に任命した。
今年のABACのテーマは、APECと同じく「質の高い成長と人間開発(Quality Growth and Human Development)」。それには「アジア太平洋自由貿易圏開発のプロセス強化」、「海外市場進出や新技術の開発を通して、零細・中小企業の発展を促進」、「多様性と持続可能性のある経済成長促進」、「法治、持続可能な経済・社会の発展の強化」など重点課題の4分野を含む。