情報セキュリティに対する政府の重視のほどを示すため、行政院(内閣)の「資通安全処(資安処=情報通信安全処)」が1日に発足して運営を開始した。林全行政院長(首相)は7月28日の閣議で、行政院「資通安全弁公室(情報通信安全オフィス)」が8月1日に「資通安全処」に改められることに触れ、その目的は行政院レベルで政府の情報セキュリティガバナンスを整え、専門機関、専門業務、専従人員の方式で国家の情報通信セキュリティに関する取り組みを推進することだと説明した。
林行政院長は、今後、台湾がこの方面における現有のリソースと人的資源を最適な形で統合し、台湾における情報通信の安全性が国際的な信頼を得られるよう希望。また、これを機会に台湾における情報通信の安全性、情報インフラの防護など、ハードとソフト面でインフラを強化し、新世代の産業発展をもたらせることに期待した。