2024/06/26

Taiwan Today

観光

台湾で1月下旬から桜のシーズンがスタート

2015/01/16
台湾は亜熱帯から熱帯に位置していながら、さまざまな種類の桜を見ることができる。写真は台湾中部で桜が見られる有名なスポット、武陵農場の「紅粉佳人」。(呉志学撮影、交通部観光局提供)

台湾は亜熱帯から熱帯に位置していながら、さまざまな種類の桜を見ることができる。有名な桜の花見スポットは、北部では陽明山国家公園(台北市)や烏来(新北市)、中部では武陵農場(台中市)、中南部では阿里山などがある。桜の花は毎年1月末ごろから咲き始め、たくさんの人々が花見に訪れている。

台湾で見られる桜は、最も多いのが台湾固有種のヤマザクラで、濃いピンクの花弁がやや下を向いて咲く。開花は1月末から3月ごろ。陽明山国家公園の桜は、ヤマザクラ、ヤエザクラ、ソメイヨシノなどがある。武陵農場の桜は主に、鮮やかなピンクで大きな花弁の「紅粉佳人(ピンクの美人)」と呼ばれる、台湾と日本の桜をかけ合わせて育成された品種で、農場内に1,000株近くが植えられている。満開の時期にはピンク色の花の海が広がる光景を見ることができる、今年の桜の花見シーズンは2月13日から3月1日。また、阿里山は海抜が高いため、日本のソメイヨシノが最も多い。開花は3月中旬以降となっている。

近年では台湾でも桜の花見がポピュラーになっていて、各地でさまざまな品種の桜が相次いで植えられている。今年の2月1日(日)午前にも、中部の南投県仁愛郷霧社で、台日の友好を象徴し、日本の桜が植樹されることとなっている。

ランキング

新着