許鴻龍監督と撮影チームは、2年間かけて撮影した1600時間あまりの映像を23分間のドキュメンタリー映画に編集、今年4月18日には米国の「ヒューストン国際映画祭」で最高栄誉のプラチナアワードを受賞した。
許監督によると、石虎は台湾全域に3~400頭しかおらず、その数の少なさから撮影するのは極めて困難だという。また、石虎の生活サイクルは人間と逆で、撮影は全て夜間に行なわれた。さらに石虎は光を嫌うので、赤外線センサーカメラやナイトビジョンカメラなど高感度な撮影機材でなければ、石虎の姿をとらえることはできないという。
「集宝」と「集利」は生まれてから8ヶ月ぐらいだった一昨年の末、研究スタッフがその体に追跡を可能にする無線発信機を取り付けた上で、相次いで野に放った。その後はこうしたシステムを通して、その野生生活を追跡した。
同作品(中国語版)は以下のサイトで鑑賞可能。
https://www.youtube.com/watch?v=3KcFSV1DQD0