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野田首相が台湾に謝意表明、台湾で大きく報道

2011/09/15
日本の野田佳彦首相。(中央社ニュースサイトより)
日本の野田佳彦首相が14日の衆議院本会議で、東日本大震災の被災地に巨額の義援金が集まった台湾への謝意を述べたことについて、15日付台湾メディアは一斉にこれを大きく取り上げた。 台湾メディアは、「日本の野田佳彦首相は14日午後の国会答弁で、東日本大震災の発生後の台湾からの友情と思いやりのあふれる支援に対し、心からの謝意を表明した。日本の首相としては初めて自ら正式に述べた台湾への感謝の言葉であり、しかもこれが国会での発表だった」と報道した。 野田首相のこの答弁は、自民党の古川禎久衆議院議員の質問に対してのもの。古川議員は「東日本大震災が起こったとき、中華民国台湾は真心あふれる破格の支援をしてくれた。台湾とは正式な国交がないとはいえ、日本国として礼を尽くし、心からなる謝意を伝えるべきではないのか」と質問、さらに「台湾と日本は国交がないが、私たち日本人が苦しみ嘆き、悲しんでいるときに、台湾は最も親身になってくれた友人だ」と語った。 答弁に立った野田首相はまず「台湾からの支援に関して、菅直人前首相のメッセージを馬英九総統をはじめとする台湾当局者に謝意を伝達したほか、ホームページや新聞広告を通じてこれまでも(謝意を)表明している」と指摘。続けて「しかし、あらためて私としても台湾からの友情あふれる破格の心からの支援に対して、深く心から感謝申し上げたい」と答えた。 NTTデータスミスの意識調査結果によると、東日本大震災の発生から3ヵ月後の政府・機関・組織・個人への信頼度を尋ねたところ、最も信頼度が高かった組織は自衛隊だった。また、震災後の諸外国の対応に対し感謝したい国は米国が最も多く、台湾がこれに続いた。これについて台湾メディアは、震災後の米軍による大規模な救助活動と、台湾人からの巨額の義援金が日本人にとって極めて印象深かったとの分析を示した。同調査(複数回答可)は6月24日~28日にかけ、20~69歳の男女1,000人を対象に、インターネットで行われた。

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