駐シンガポール代表（大使に相当）の江春男氏が酒気帯び運転の問題で辞任。与党・民進党の主席（党首）を兼務する蔡英文総統は10日の民進党中央常務委員会で、卓越した人材である江氏がこの事件でシンガポールに赴任できなくなったことについて、「国家外交にとって大きな損失であり、残念だ」と述べた。
蔡総統は、シンガポールと台湾の関係は非常に特殊かつ重要で、双方の関係を発展させる重大な役目を皆が大変尊敬する江春男氏に担ってほしかったと説明した。
そして蔡総統は、今回の事件は、国民は民進党政権に高いレベルで要求しており、社会は民進党に優れた仕事ぶりのみならず、手本になるよう期待していることを我々に改めて知らしめたと強調、民進党で政治に関わる同志たちが常に今回の事件を戒めとして、自らを律するよう求めた。