2024/04/28

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「長期介護計画2.0」、嘉義市の693人を対象に試験実施

2016/11/01
「長期介護十カ年計画2.0」の試験的な実施が1日に台湾中南部の嘉義市西区でスタートした。(中央社)

「長期介護十カ年計画2.0」の試験的な実施が1日にスタートした。台湾中南部の嘉義市西区で長期介護を受ける693人が優先対象となっており、希望する人は嘉義市長期介護センターに申請が可能。

嘉義市西区はこのほど「コミュニティ全体での介護モデル推進計画」に参加、その結果、全国で最初に同政策を試験的に実施することになり、1日より市民の申請を受け付けている。長期介護センターの審査をパスすれば、希望者はA、B、Cの異なるレベルの介護を自ら選んで決められる。

長期介護センターによれば、Aレベルは「コミュニティ統合型サービスセンター」、Bレベルは「複合型サービスセンター」、Cレベルは「街角長期ケアステーション」。嘉義市西区ではAレベルの施設を1カ所、Bレベルを4カ所、Cレベルを6カ所設けることで、コンビニエンスストアのようにコミュニティをカバーする綿密なサービス網を整えたいとしている。

長期介護センターでは、「長期介護2.0」と同「1.0」との最大の違いは、リソースの発展と統合、サービス利用の多元化と柔軟性、日常生活能力の喪失予防と症状の進行緩和サービスにあり、日常生活動作が難しくなった人が車で30分以内の場所で、医療と介護、住宅、予防、生活支援を結びつけた一体型のケアを受けられるようにすると説明している。

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