2024/05/02

Taiwan Today

政治

行政院の「青創基地」が中部と南部に新拠点を増設

2016/11/24
経済部が、行政院「青創基地」の新たな拠点を台湾中部と南部に設け、スタートアップのための場所と提携の機会を提供。(経済部サイトより)

経済部(日本の経産省に相当)が「アジアのシリコンバレー」政策推進計画に合わせ、行政院(内閣)「青創基地(START-UP HUB スタートアップハブ)」の新たな拠点を台湾中部と南部に設け、スタートアップのための場所と提携の機会を提供している。経済部は北部の「青創基地」という実体と「青年創業及び夢の実現ネット」というウェブサイトを結び付け、関係省庁が合同で起業をサポートするワン・ストップ型のサービスを基礎に、そのサービスを台湾中部と南部へと拡大。逢甲大学(台湾中部・台中市)並びに国立高雄応用科技大学(同南部・高雄市)と協力し、行政院中部「青創基地」及び南部「青創基地」を設立した。23日には経済部中小企業処が開幕セレモニーを行なった。

セレモニーに出席した中小企業処の葉雲龍処長はあいさつの中で、行政院「青創基地」は政府が初めて作った、起業のためのサービスを提供する施設であり、北部「青創基地」で1年あまりにわたって蓄積したサービス能力と経験を台湾中部と南部へと広げると説明した。北・中・南部の「青創基地」では合同窓口を開設(電話番号は0800-589168)し、起業に向けてのリソースを統合することで、スタートアップや起業により良い環境を整える。さらには海外とのリンクを強化し、創業ビザの条件などの規制緩和で外国のアントレプレナーをより多く引き付ける。政府はまた、海外からやってくるスタートアップチームには創業育成補助を提供、起業する人たちの結びつきや、より多くの外部資源との斡旋の面で協力する。

行政院中部「青創基地」は逢甲大学が長年にわたって蓄積してきた地域連合のエネルギーと結合、「集団で戦う」、「資源を集める」、「舞台を準備する」、「誇りを感じる」という四大理念を以って、地元の資源である「摘星青年 築夢台中(台中市による起業支援計画)」、「光明頂客棧(Idea Lab. 起業家の交流場所)」、「漢揚創業(インキュベーター)」、「TBIA創新育成聯盟(Taiwan Business Incubators Allinance)」などを統合し、起業家の可能性とアクセラレーター(TA台湾創速)を結びつけて完璧な創業育成生態系を構築する。また、INNO Makerスマートホーム試験場と融合する。すでに米アップル社、中興保全株式会社(Taiwan Secom Co., Ltd.)など国内外の大企業と提携して関連のソフトとハードを提供、若者がそれら資源の革新的な応用方法を考えられるようにしている。新たなスタートアップチームの入居も受け入れることで、多分野の統合とイノベーションに向けた能力を育成している。

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