2024/05/05

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蔡総統の謝罪文、先住民族委員会が18言語に翻訳

2016/12/22
先住民族委員会が、蔡英文総統の謝罪文を先住民族16民族の言葉と、日本語、英語の18言語に翻訳して出版した。写真は蔡総統(左)が今年8月1日、先住民族への謝罪文を発表した時の様子。(中央社)
蔡英文総統は今年8月1日、政府を代表して台湾の先住民族に謝罪した。「原住民族委員会(先住民族委員会=日本の省レベルに相当)」はこの謝罪文を、台湾において政府が公式に認めている先住民族16民族の言葉と、日本語、英語の18言語に翻訳して出版した。先住民族委員会が21日に開いた、「蔡英文総統が政府を代表して先住民族に対して行なった謝罪 先住民族16言語版発表記者会見」で明らかになった。
 
先住民族委員会の夷将・抜路児(Icyang・Parod)主任委員(大臣)は、蔡総統による謝罪は真相と和解の開始であるばかりでなく、アジアの国家元首が先住民族に対して行なった初めての謝罪でもあり、先住民族にとっては歴史的な意義があると指摘、このため16民族の代表に謝罪文の内容を翻訳させ、全ての先住民族が共有できるようにしたと説明した。夷将・抜路児主任委員は、先住民族の高齢者の多くは標準中国語を完全には理解できないからだとしている。
 
また、日本語と英語に翻訳した理由として、夷将・抜路児主任委員は、海外からの貴賓の多くが蔡総統による当時の謝罪内容を知りたいと希望したことを挙げた。
 
出版された謝罪文は、アミ族、タイヤル族、パイワン族、ブヌン族、プユマ族、ルカイ族、ツォウ族、サイシャット族、ヤミ族、サオ族、カバラン族、タロコ族、サキザヤ族、セデック族、サアロア族、カナカナブ族の言葉、そして英語と日本語の18種類。
 

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