2024/05/02

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「世界湿地の日」前に湿地保護計画29件を採択へ=営建署

2017/01/23
内政部営建署(日本の国土交通省に類似)は20日、「世界湿地の日(毎年2月2日)」を前に、「2017世界湿地の日:重要湿地の保護成果表彰大会」を開催した。今年度は11の県・市から申請された「湿地保護計画」29件を採択し、合計2,453万台湾元(約8,867万日本円)の経費助成を行う予定。写真は台湾各地の「重要湿地」地図。(内政部営建署サイトより)
内政部営建署(日本の国土交通省に類似)は20日、「世界湿地の日(毎年2月2日)」を前に、「2017世界湿地の日:重要湿地の保護成果表彰大会」を開催した。
 
大会では、2015年度「国家重要湿地保育行動計画(=重要湿地保護計画)」の評価で優れた成績を収めた組織、2016年に台湾で開催された「2016国際湿地大会」に協力した台湾のNGO団体、それに台湾の湿地の保護や回復に長期的に取り組み、貢献している団体や機関を表彰した。
 
営建署によると、今年度の重点計画は三点ある。第一は、台湾における重要湿地の保護・利用計画の審査を継続すること。「曽文渓口湿地(台湾南部・台南市)」や「四草湿地(台南市)」などの「国際級湿地」や、「夢幻湖湿地(台湾北部・台北市)」など約40カ所の「国家級重要湿地」で、湿地が持つ洪水や氾濫に対する天然の緩衝作用を確保し、生物の多様性を守り、湿地における生態保護と賢い利用を促進するため、「重要湿地保育利用計画」を制定したい考え。
 
第二に、「国家重要湿地保育行動計画」を推進する。今年度は11の県・市から申請された「湿地保護計画」29件を採択する予定。これらの計画に対して、合計2,453万台湾元(約8,867万日本円)の経費助成を行う。各県・市やNGO団体を支援して、湿地環境の保護を行うのが狙い。
 
第三に、「地方級暫定重要湿地」の見直し作業を継続する。台湾には現在、「地方級暫定重要湿地」とされる湿地が41カ所ある。
 
営建署では2009年以降、「国家重要湿地保育行動計画」に基づき、湿地の保護に対する助成事業を行っている。
 

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