2024/05/06

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政治

「織姫星計画」、次世代戦闘機のプロトタイプは10年後

2017/03/03
戦闘機用エンジンを開発する「織姫星計画」は国防部ですでに立案、次世代国産戦闘機のプロトタイプは10年後に完成する予定。写真は国産の戦闘機、「経国号」。(中華民国空軍サイトより)
立法院(国会)外交及び国防委員会では2日、国防部(日本の防衛省に相当)の馮世寛部長(大臣)による業務報告を聴取した。報告の中で馮国防部長は、国防部は国防法第22条に基づいて自主防衛を推進するとし、軍用機及び軍艦の国産化という指標的なプロジェクトで、産官学研(民間、政府、教育機関、研究機関)の力を結集し、資源を統合し、次世代の軍事力整備を目指す方針を明らかにした。
 
立法委員(国会議員)の質問に対し、国防部は「織女星計画(織姫星計画)」がすでに立案されていることを認め、今年は予算書を送付でき、立法院の同意が得られれば来年には予算の編成を始められると説明した。「織姫星計画」は段階的に執行する予定で、初期段階は6年から8年、中期は10年以上を想定。10年後には次世代戦闘機のプロトタイプが出来上がるという。
 
「織姫星計画」の主要な目的は、現役のIDF(経国号)戦闘機で使用しているTFE-1042-70エンジンを基礎に、次世代の戦闘機に必要なジェットエンジン及び推進系統を研究開発すること。すでに国防部軍備局に送られて立案手続きが進められているとのこと。
 

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