2024/05/02

Taiwan Today

政治

南アとエスワティニ王国への渡航歴ある旅客に新措置、入国後は一律集中隔離施設へ

2021/01/14
南アフリカの新型コロナ変異株の域外感染者が台湾で確認されたことなどから、政府が同国もしくはエスワティニ王国への渡航歴のある旅行者の入国に関する規定を厳格化した。(衛生福利部疾病管制署のフェイスブックより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)が13日、南アフリカ共和国もしくはエスワティニ王国への渡航歴がある旅行者の入国に関する規定の厳格化を発表した。それによると、過去14日間に南アフリカもしくはエスワティニ王国に滞在した(乗り継ぎも含む)旅行者はイギリスからの入国者ならびに過去14日間にイギリスを訪れた旅行者と同様に、入国後一律集中検疫所(集中隔離施設)で検体の採取を受けると共に検疫期間(隔離期間)に入る。検疫期間満了前にも検査を受け、陰性と判定されたならば続いて自宅での7日間にわたる自主健康管理へと移る。旅行者が集中検疫所の費用を負担する必要はない。この措置はすでに14日零時(台湾到着時間)より実施されている。中央感染症指揮センターは旅行者に対し、過去14日間の健康状態と渡航歴を正直に申告し、自らの健康を確保すると共に国内の感染予防体制を共に守っていくよう求めている。
 
中央感染症指揮センターによれば、台湾で確認された感染者のうち感染番号813はエスワティニ王国籍の人。実験室での分析を経て、12日に南アフリカでの変異株に感染していることが確認された。(台湾は昨年10月以降、38株のゲノム解析を行っている。そのうちイギリスの変異株は5株、南アフリカの変異株は1株だった)エスワティニ王国と南アフリカとは交通面で往来が密接であるほか、南アフリカではこのところ感染拡大が深刻。南アフリカでこれまでに確認された感染者は125万9,748人(人口100万人あたり2万2,014人)、死者は3万4,334人(人口100万人あたり600人)で、過去2週間では1日に平均1万7,021人の感染が確認されている。これはアフリカ全体の7割以上だということ。
 
 

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