2024/05/05

Taiwan Today

政治

政府・自治体の防疫人員及び接触リスクの高い業務従事者、12日からワクチン接種が可能に

2021/04/08
コロナ封じ込め効果を保つため、政府や自治体の感染対策人員、航空会社乗務員や船員、「防疫旅館」スタッフなど感染者との接触リスクが高い人たちへのワクチン接種が12日に始まることに。(衛生福利部疾病管制署のフェイスブックより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は7日、新型コロナウイルス封じ込めの効果を保ち、感染リスクの高い人たちが早期に免疫力を得られるようにするため、新型コロナワクチン接種計画で「第二類」と「第三類」の接種対象とされている、中央政府と地方自治体で感染対策にあたる人員(第二類)ならびに感染者と接触する可能性の高い業務に従事する人たち(第三類)への接種を4月12日から行うと明らかにした。
 
同センターによると、新型コロナウイルスワクチンを共同購入して発展途上国などに分配する国際的な枠組みであるCOVAXを通じて台湾が得た英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンのうち最初の19万9,200回分は4月4日に到着。現在は衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)が開封と確認作業を行っており、4月中旬には実際の接種を始められる見通しになっている。同センターはそして、集団としての免疫力向上を加速してワクチンの効果を最大限発揮させるため、4月12日より「第二類」と「第三類」の接種対象へのワクチン接種を始めることにした。「第二類」として中央政府及び地方自治体で感染対策にあたる人員、「第三類」として台湾の航空会社の乗務員、台湾の国際海上輸送船(海外に籍を置く便宜置籍船も含む)の船員、「防疫」車両(海外からの入国者を輸送するタクシーなど)の運転手、「防疫旅館」(海外からの入国者が14日間の隔離生活をおくる宿泊施設)で働くスタッフなど、感染者との接触リスクが大きい人たちが対象。
 
中央感染症指揮センターでは、ワクチンの接種を身近で行えるようにしてその効果を高めるため、政府と契約している病院が新型コロナワクチンの接種窓口での受け付け時間や受け付け人数を増やすよう各自治体の衛生局に調整させる。また、14日までに、インフルエンザワクチンなどの接種経験はあるものの新型コロナワクチン接種の契約病院ではない専用病院を新型コロナワクチンの接種場所に出来るよう指導する。こうした取り組みによって15日以降、対象となる人々の予約を受け付けられるようにし、16日からは少なくとも台湾全土170カ所で接種を行えるようにする。同センターでは、接種の対象となる人は衛生福利部疾病管制署(台湾CDC)のウェブサイトで接種地点を確認して予約するよう呼びかけている。
 
 

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