2024/05/06

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政治

台湾でコロナが下火に、留学生の入国申請作業を再開

2021/08/24
国内での感染が下火になったことから、2021学年度の正規留学生、外交部「台湾奨学金」の「先修華語」の奨学生、教育部華語文奨学金の奨学生などの入境申請手続きが再開された。(衛生福利部疾病管制署提供、聯合報より)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は今年5月17日、新型コロナウイルスの国内及び海外での感染が拡大したことから、同月19日より非中華民国籍で居留証を所持しない人の入境(入国)を一時ストップ。これを受けて教育部(日本の文科省に類似)は中央感染症指揮センターによる水際対策に合わせ、海外の学生からの入境申請手続きを一時停止した。
 
中央感染症指揮センターが21日に明らかにしたところによると、国内での感染が下火になり、2021学年度(今年8月から来年7月まで)が始まることから教育部は海外からの学生に関する特例措置を同センターに求めた。センター側も20日、2021学年度の正規留学生(学位取得を目的として入学する学生)、及び外交部「台湾奨学金」のうち「先修華語」の留学生(台湾に来て最初の1年間は台湾の華語センターで中国語を学ぶ学生)」、教育部華語文奨学金を受けて台湾で中国語を学ぶ学生などの入境申請手続きを再開することに同意した。
 
中央感染症指揮センターは再開にあたっての重要な原則を示した上で、学校側に対して学生への通知準備を進めるよう求めた。この重要な原則とは以下のとおり。
 
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一、入境(入国)前:
 
1.新入生ならびに有効な査証・居留証・中華民国入境許可証を所持しない学生については学校側が学生リストを作成、教育部を通じてこれを提出し、外交部(日本の外務省に相当)領事事務局及び内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)が査証申請と出入境許可証の申請を受理する。
 
2.学生は査証を取得してから航空チケットと来台してからの「検疫場所」を予約し、それからオンラインで学校側の同意書を申請する。また、出発前には出発前3日以内に行った新型コロナウイルスのPCR検査陰性証明を取得しておく必要がある。「検疫場所」とは、新型コロナウイルスの隔離専用の防疫ホテル、もしくは政府の用意する集中隔離施設。
 
二、入境(入国)後:
 
規定に則り、入境時に喉の奥から唾液を採取するPCR検査を受ける。また、「検疫場所」で14日間の「居家検疫」(隔離)を行う。「居家検疫」期間には12日目から14日目にPCR検査、10日目から12日目に「家庭用簡易検査キット」による検査を受ける。
 
三、「居家検疫」終了後:
 
さらに7日間の「自主健康管理」を行い、それを終えて初めて登校可能となる。「自主健康管理」は毎日の体温チェックなど。
 

 

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