2024/05/02

Taiwan Today

政治

旧正月版10+4隔離、12/14から実施へ

2021/11/03
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は旧正月期間の特別措置として、14日間の隔離期間のうち、最初の10日間は防疫旅館あるいは集中隔離施設への宿泊を義務付け、残る4日間は在宅隔離を認めることを決めた。12月14日からスタートする。(衛生福利部フェイスブックより)
台湾では現在、海外からの入国・帰国者に対して、14日間の隔離を義務付けている。在宅隔離は認めず、民間の防疫旅館(隔離対象者を専門に受け入れるホテル)か政府が用意した集中隔離施設を利用する必要がある。しかし、来年の旧正月(新暦2月1日が旧暦元日)には、世界各地から約4万人が台湾に帰ってくると予想されており、防疫旅館の供給不足が懸案事項となっている。こうした中、行政院(内閣)は1日に開いた「拡大防疫会議」で、来年1月1日からのスタートを予定していた旧正月期間の特別隔離措置を、今年12月14日に前倒しして実施することを決めた。来年2月14日までの特例となる。
 
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)によると、旧正月期間も14日間の隔離(外出禁止)と、7日間の自主健康管理(朝晩の検温を実施。外出はできるが、マスクを常時着用し、人混みを避け、公共交通機関を利用しない)を義務付けることに変更はない。但し、防疫旅館の供給不足を解消するため、旧正月期間のみの特別措置として、14日間の隔離期間のうち、最初の10日間は防疫旅館あるいは集中隔離施設への宿泊を義務付け(いずれも自費)、残る4日間は在宅隔離を認める。
 
防疫旅館あるいは集中隔離施設の利用は1人1室を原則とする。但し、同日に入国した家族あるいは同居者に限っては、同室での宿泊も認める。シングルルームについては1室2人を超えないことが望ましい。
 
なお、後半4日間の在宅隔離に関しては、1戸1人を原則とする。但し、同居家族がいずれも2回のワクチン接種を終え、且つ2回目の接種から満14日間が経過している場合は、同じ家の中で、1人1室で隔離を行うことができる。防疫旅館あるいは集中隔離施設で複数1室だった場合は、在宅隔離期間も同室での隔離が求められる。
 
「重点高リスク国家」以外からの入国者に関しては、入国時のPCR検査のほか、隔離9~10日目に2回目のPCR検査を行う。2回目のPCR検査の結果が陰性であれば、隔離11日目(入国日+11日)に防疫タクシー(隔離対象者専用のタクシー)で自宅あるいは親族・友人の家まで移動し、そこで残る4日間(隔離11~14日間)の在宅隔離を行う。在宅隔離の期間満了前日に再びPCR検査を受ける。その後の7日間の自主健康管理期間については、抗原検査キットでの検査が不要となる。
 

ランキング

新着